明治32年10月、本校は神戸の地に産声をあげました。以来、107年の間、創学の理念である「各有能」（一人ひとりの持つ能力を引き出し、育てる）、「士魂商才」（社会で生きていくカを支える知識・技術を養うと同時に、武士としての気概を人間教育の中心にすえる）を教育活動の柱としました。 さらに昭和23年、新制高等学枚として新たな出発の際には創学の理念を、自主性を尊重するという形で具体化し、「責任を持つ」「希望を持つ」「誇りを持つ」との校訓としました。
1世紀以上に渡り、本校にはこれらの理念・方針が脈々と受け継がれ、生徒一人ひとりの豊かな人間形成につながっており、学習活動、スポーツ・文化のクラブ活動のすばらしい結果となって実を結んでいます。長年の激動を乗り越えてきた歴史と伝統が、将来を担う若人をつくり、「生き抜くカ」を持つ人材を育むと信じています。
優れた英才の開発を建学の精神とし、天賦の能力を引き出して、それぞれの人生の目標を達成するコンパスとチャートを設定しています。
　多感な青春時代を、かけがえのない想い出に恵まれるようにとの願いを込めて、多様なコースを設定し育英らしい学校文化を展開します。
　生徒一人ひとりに、個性豊かな教員が正面から向き合い、その成長をサポートしていきます。感性・知性・徳性のバランスがとれた人格形成をめざし、「責任を持つ・希望を持つ・誇りを持つ」の教育方針の下、正しい判断力、厳しい実行力と自ら考え自己を拓く胆力を身につけさせたいと思います。次代を支えるリーダーになってくれる夢を君たちに託し、勉学・スポーツ・芸術文化の各分野で、逞しく羽ばたく若人たちの貴重な青春時代の完全燃焼を目指す、ダイナミックな師弟同行の男子教育を実践します。

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