一般財団法人武井報效会百耕資料館

卓文君図
卓文君図
制作時期
作者 岡田廣章
法量 縦122.0cm×横48.0cm
解説 岡田廣章の伝記は未詳ながら、武井伊右衛門(百耕)の回顧録によれば、尻池(現神戸市長田区)の人で、京都に出て中島来章につき薫陶をうけ、そののち兵庫(現神戸市兵庫区)在住の百々廣年にも学び、両師の一字をもらい廣章と号し、明治6・7年(1873・1874)頃に60歳くらいで亡くなったとあります。『西摂大観』下巻(明治44年)に収載される文久元年(1861)霜月改「兵庫市中諸名家独案内」の諸芸職之分にも「画師 廣章」が見え、伊右衛門も、兵庫には和田宮の衝立「牡丹に孔雀」など岡田廣章の描いたものが大分あったとするところから、当時兵庫周辺では知名の画家であったと考えられます。武井家所蔵の粉本の大半は岡田廣章から青年時代画を学んだこともある武井伊右衛門がその死語譲り受けたものです。

2023年度秋季企画展案内

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