◆2024年度秋季企画展 江戸時代の川と村のくらし~妙法寺川と板宿村/京都画壇の粉本~円山派・四条派・岸派
江戸時代の川と村のくらし~妙法寺川と板宿村(1階展示室1)
今も板宿を貫いて流れる妙法寺川は、原始・古代の昔から、この地に住んだ人々のくらしやなりわいと深い関わりを持ってきました。本展では、特に江戸時代の妙法寺川と板宿村との関わりに焦点を当て、当時の文書や絵図を読み解き、川の景観と水の利用、川が引き起こした災害とその影響、板宿村と周辺の村々との間の川をめぐる慣行と紛争などについて明らかにしていきます。
展示構成
Ⅰ妙法寺川と板宿村/Ⅱ水害と復興/Ⅲ川をめぐる地域の慣行と紛争
主な展示品
題名 | 所蔵 | |
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江戸時代 板宿村絵図 | 百耕資料館 |
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明治4年(1871) 妙法寺川明細書 | 百耕資料館 |
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文政13年(1830) 荒所絵図 | 百耕資料館 |
京都画壇の粉本~円山派・四条派・岸派(2階展示室2)
絵師(画家)が所有する、下絵、古名画の模写、作画のためのスケッチなどを粉本(ふんぽん)といいます。当館には、諸派の絵師に関わる2千点もの粉本が所蔵されています。本展では、その中から、18世紀後半以降の京都画壇で大きな勢力を持った、円山応挙に始まる円山派、応挙の弟子呉春に始まる四条派、岸駒に始まる岸派の絵師たちに関わる粉本を取り上げ、彼らの画業の一端をご紹介するとともに、粉本についてのご理解を深めていただきます。
展示構成
Ⅰ応挙と円山派/Ⅱ呉春と四条派/Ⅲ岸駒と岸派
主な展示品
※いずれも百耕資料館蔵
題名 | 原作者 | |
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金鶏鳥図 | 円山応挙 |
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雪中松図 | 呉春 |
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南天図 | 岸連山 |
*なお、11月24日(日)・12月8日(日)の午後2時より、担当者による展示解説を行います。