育英高校は、1930年(昭和5年)に現在地へ移転しました。そして、今までの長い間に、その敷地は多くの建造物によって埋め尽くされてきました。
須磨山手の、緑あふれるこの地の豊かなポテンシャルを引き出し、男女共学へ対応した新たな学習の場としての魅力をさらに向上させるべく、2015年(平成27年)にリニューアルを実施しました。
校歌に「見よやわれらが春の園 育英黌の園の中」とあるとおり、生徒たちにとって、本校での思い出深い学校生活に寄与することを願っています。
本館校舎の耐震補強を行い、より安全性の高い校舎へと改修しました。
ホームルーム教室・トイレの改修、特別教室・部室の集約を行い、快適な学習環境を提供します。
高低差をつなぐ大階段や、開放的な渡り廊下の計画により校内各所へのアクセスの効率化、中庭の見通しを向上させ、一体感のある憩いのスペースを創出しています。
ベンチ、テーブル等を配置し、自然を感じながら学習や食事ができるスペースをつくり、校内のコミュニケーションの場となっています。
掲示板、案内板を整備し、常に生徒が校内外の情報に触れることができます。
ライブラリー(図書館)は本館1階のアプローチ横に配置し、生徒たちにとって書籍と触れあう機会が多くなるよう計画しました。また、自習室としても利用します。
職員室など、教職員スペースを本館2階に集約し、1階部に設置したキャリアデザインルーム(進路指導室)はじめ、生徒スペースと併せて一層機能的に利用できるようになりました。