一般財団法人武井報效会百耕資料館

神田孝平書篇額
神田孝平書篇額
制作時期
作者 神田孝平
法量 縦40.4cm×横58.0cm
解説 兵庫県令神田孝平が揮毫した書で、「上帝常見我 甲戊(明治七年)五月 孝平[印]」とあります。「上帝常見我」とは、「神はいつでも自分をご覧になっている」 すなわち、誰が見ていなくても常に正しく、自分に正直に生きよ、との意です。本品が武井家に伝わった経緯は必ずしも明確ではありませんが、まずは、当時兵庫県第三区長であった武井善左衛門、あるいはその子で神田の薫陶を受け、のちに善左衛門の後を襲うことになる武井伊右衛門に贈られたものかと思われます。ただし、神田が県令を辞し、文部官僚となっていた明治一〇年のものながら、同じ「上帝常見我」の書が、長野県の旧開智学校(現長野県松本市。明治六年五月開校)、田口小学校(現長野県佐久市。前身は明治六年開校の尚友学校)に伝わっており、この言葉が小学校の生徒に向られたものとすると、本品も明治六年に板宿村・西代村・大手村が共同で開校した飛松小学校への寄贈品の可能性があります。

2023年度秋季企画展案内

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