一般財団法人武井報效会百耕資料館

文人画
池大雅 池大雅は、姓は池野。名は勤、無名。字は貸成、公敏。画号は大雅、霞樵など。京都の銀座役人の下役の子として生まれ、幼少より書において才能を発揮し、また黄檗山万福寺に出入りして中国文化と接触しました。画は初期文人画の祇園南海や柳沢淇園らの影響のもと、『八種画譜』や『芥子園画伝』などの中国の画譜によって南宗画を学ぶ一方、広く日本の伝統絵画や西洋画にも学び、また各地への遊歴で実景に触れた経験を制作に活かし、やがて日本の文人画を大成しました。
小田海僊 小田海僊は、名ははじめ煥のち羸。字は巨海。号ははじめ南豊のち百谷、海僊など。長門国赤間関(山口県下関市)出身。文化3年(1806)に上洛して、応挙門に移ったのちの最晩年の呉春に入門しました。南豊・百谷と号していた30代半ばまでは四条派流に描きますが、文化11年(1814)に儒学者・詩人で文人画家でもあった頼山陽に知遇を得てからは文人画へ傾倒し、元や明の遺作を模しつつ、独自の文人画風を打ち出したとされています。

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2023年度秋季企画展案内

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