◆平成23年度秋季企画展 山と川の江戸時代~板宿とその周辺/武井家の粉本
山と川の江戸時代~板宿とその周辺(1階展示室1)
江戸時代、山や川は、薪炭・草肥などの生活・生産材や田畑の用水を得るために必要不可欠な存在であり、村びとのくらしと密接に結びついていました。本展では、板宿とその周辺に残された古文書や絵図から、当時の山や川の実態を明らかにするとともに、山や川との関わりを通じて村びとのくらしや村々の動きを描き出します。
展示構成(*展示品の一部を下記で紹介しています)
序章 江戸時代の山と川
Ⅰ 江戸時代の板宿周辺の山(境界を引く/さまざまな山~村山・百姓持山・御林村・入会山・境内山林/山のすがたと利用)
Ⅱ 妙法寺川と村びとのくらし(川の利用~井堰とため池/川をめぐる争い/妙法寺川と災害)
終章 明治以後の山と川
題名 | 所蔵 | |
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寛文9年(1669) 板宿村禅昌寺・西代村・妙法寺村山論裁許絵図写 | 神戸市立博物館 |
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慶長2年(1649) 徳川家光朱印状 | 禅昌寺 |
武井家の粉本(2階展示室2)
画稿、下絵、古名画の模写などを粉本といいます。武井家には2千点もの粉本が所蔵されており、昭和63年の開館以来、毎年その中からさまざまなテーマで展覧に供してきました。本展は昨年の新規開館を経て初の美術部門の展示となることから、あらためて粉本の性格や意義、武井家の所蔵品の成り立ちなどをご紹介する展示といたしました。
展示構成(*展示品の一部を下記で紹介しています)
Ⅰ 粉本とはなにか
Ⅱ 粉本からわかること
Ⅲ 武井家の粉本
題名 | 原作者 | |
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蟠龍図 | 岸駒 |
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孔雀図 | 円山応挙 |