◆平成25年度春季企画展 絵図・地図からみるむかしの板宿/粉本にみる文人画
絵図・地図からみるむかしの板宿(1階展示室1)
地域の様子を描いた絵図や地図は、それ自身地域の具体的なイメージを与えてくれるとともに、それらが作成された経緯や過程を知ることで、地域に起こったできごとや当時の人々のくらしの様子などを学ぶ資料にもなります。本展では、江戸時代~昭和初期に作成された板宿村の絵図あるいは板宿(村)周辺の絵図・地図をとりあげ、それらを通じて各時代の景観やできごと・住民のくらしなどをご紹介いたします。
展示構成(*展示品の一部を下記で紹介しています)
はじめに/Ⅰ 江戸時代の板宿村のすがた/Ⅱ 絵図から知る村のできごと/Ⅲ 明治時代の板宿/Ⅳ 村から市街地へ/おわりに
題名 | 所蔵 | |
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(寛文12年〈1662〉) 尼崎・明石間名所絵図写(部分) | 百耕資料館 |
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(昭和初期) 神戸市市場分布図 | 神戸市文書館 |
粉本にみる文人画(2階展示室2)
画稿、下絵、古名画の模写などを粉本といいます。武井家には円山・四条派の絵師(画家)のものを中心に、2千点もの粉本が伝えられてきました。本展では、その中から、日本に影響を与えた中国人画家のものも含め、文人画系の画家の粉本を選んで紹介し、粉本を通じて日本の文人画の流れを概観いたします。なお、粉本のうち、「柳陰呼渡図」(原作者:池大雅)につきましては、参考として、大雅自身の手になる本画(当館蔵)をあわせて公開いたします。
展示構成(*展示品の一部を下記で紹介しています)
はじめに/Ⅰ 初期日本文人画と中国画家/Ⅱ 池大雅・与謝蕪村とその弟子/Ⅲ 江戸時代後期の文人画家
題名 | 原作者 | |
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柳陰呼渡図(本画) | 池大雅 |
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柳陰呼渡図(粉本) | 池大雅 |