◆平成26年度秋季企画展 江戸時代の村と年貢~年貢米納入の「旅」を中心に/粉本にみる京派の絵画
江戸時代の村と年貢~年貢米納入の「旅」を中心に(1階展示室1)
板宿村と周辺村々が幕府領であった江戸時代後期を中心に、地域に遺された史料から、当時の村々が負担した年貢についてくわしくご紹介します。とりわけ、幕府領では、江戸・大坂・京都への年貢米納入が命じられたことに注目し、その納入=輸送のようすを具体的にご紹介するとともに、江戸に赴いて年貢米納入にあたった納庄屋の記録を通して、当時の庶民の旅の実相もかいま見ます。
展示構成(*展示品の一部を下記で紹介しています)
Ⅰ 江戸時代の年貢/Ⅱ 年貢米を納める~幕府領村々の年貢輸送/Ⅲ 納庄屋伊右衛門の年貢米納入の旅
題名 | 所蔵 | |
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安政3年(1856) 万日賀恵帳(左:表紙 右:本文) | 百耕資料館 |
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寛政9年(1797) 東海道名所図会 巻四 | 百耕資料館 |
粉本にみる京派の絵画(2階展示室2)
画稿、下絵、古名画の模写などを粉本といいます。当館には円山・四条派の絵師(画家)のものをはじめとして、2千点もの粉本が所蔵されています。今回はその中から、岸駒に始まる岸派の絵師の粉本を中心に、あわせて同脈と関わりをもった円山・四条派の絵師の粉本を展示し、粉本を通じて18世紀後半以降の京都画壇の主流を占めた京派の画業の一端をご紹介します。
展示構成(*展示品の一部を下記で紹介しています)
Ⅰ 岸駒の絵画/Ⅱ 岸派の絵師たち/Ⅲ 応挙・呉春と円山・四条派
題名 | 原作者 | |
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虎図 | 岸駒 |
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南天図 | 岸連山 |