◆平成27年度秋季企画展 板宿村の事件簿/京派の粉本Ⅰ 花鳥・動物
板宿村の事件簿(1階展示室1)
本展では、江戸時代全般を通じて板宿村が直面した大小様々な事件(領主の交替/山論・水論/飢饉・災害/村方騒動/行き倒れ等)を時代順に取り上げ、事件の背景・内容・結果やその後の展開などについてご紹介します。これにより、さまざまな側面から江戸時代の村の実態を浮き上がらせるとともに、あわせて、時代による村の変化のありさまについても考えてみたいと思います。
展示構成(*展示品の一部を下記で紹介しています)
Ⅰ 西代村との山論(寛文~延宝期)/Ⅱ 尼崎藩領から幕府領へ(正徳元年)/Ⅲ 庄屋をめぐる争い《村方騒動》(享保11年)/Ⅳ 駒ヶ林村との水論(天明5年)/Ⅴ 天保の大飢饉(天保7年)/Ⅵ 新右衛門茶店の旅人の行き倒れ(文久3年)/Ⅶ 慶応年間の水害(慶応元~4年)
題名 | 所蔵 | |
---|---|---|
![]() |
(江戸時代前期) 板宿村・西代村山林絵図 | 百耕資料館 |
![]() |
正徳元年(1711) 板宿村絵図 | 百耕資料館 |
京派の粉本Ⅰ 花鳥・動物(2階展示室2)
画稿、下絵、古名画の模写などを粉本といいます。当館には、円山・四条派の絵師(画家)のものを中心に、2千点もの粉本が所蔵されています。本展は、その中から、京派(円山派・四条派・岸派・森派)に関わる粉本を画題別にとりあげ、その画業の一端をご紹介するシリーズの第1回目です。今回は花鳥画・動物画をとりあげます。
展示構成(*展示品の一部を下記で紹介しています)
Ⅰ 円山派歴代/Ⅱ 芦雪・呉春・岸駒/Ⅲ 森派・四条派・岸派
題名 | 原作者 | |
---|---|---|
![]() |
笹出世鯉図 | 円山応挙 |
![]() |
蔬菜図巻(部分) | 呉春 |