◆平成29年度秋季企画展 江戸時代の村と古文書/粉本の世界Ⅰ 人物
江戸時代の村と古文書
古文書〈こもんじょ〉は、私たちが過去の政治や社会、人々のくらしなどを知る上で最も基本的な史料です。しかしながら、難しい文字や表現で書かれていて、なかなか関心を持ちにくいのではないでしょうか。本展では、こうした古文書のうち、江戸時代の村で作成・受納・利用・保管されてきた古文書につき、当館の所蔵品を始め、市内に残された実例を通じて、見方や読み方、種類や機能、古文書からわかることなどをご紹介いたします。
展示構成(*下記のリストは展示品の一部)
Ⅰ 江戸時代の村の古文書/Ⅱ 村の支配と運営/Ⅲ 村人の一生
題名 | 所蔵 | |
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(原本)寛文10年(1670) 塩屋村・垂水村と西須磨村国境并漁場相論絵図写【写真は裏書】 | 百耕資料館 | |
慶応3年(1857) 御用触状之写 | 神戸市文書館 | |
安政4年(1857) 手習子名前 | 百耕資料館 |
粉本の世界Ⅰ 人物(2階展示室2)
画稿、下絵、古名画の模写などを粉本〈ふんぽん〉といいます。当館には、円山・四条派の絵師(画家)のものを中心に、2千点もの粉本が所蔵されています。本展では、その中から、人物を描いた粉本を、狩野派・土佐派/文人画系/円山・四条派の流派別にとりあげ、各派の画業の一端をご紹介いたします。
展示構成(*下記のリストは展示品の一部 所蔵先は全て百耕資料館)
Ⅰ 狩野派・土佐派/Ⅱ 文人画系/Ⅲ 円山・四条派
題名 | 原作者 | |
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聖賢図 | 狩野探幽 | |
人物群像図 | 池大雅 | |
竹林七賢図 | 円山応挙 | |
関羽図 | 呉春 |