一般財団法人武井報效会百耕資料館

◆平成29年度春季企画展 江戸時代の絵図~百耕資料館・神戸市文書館の収蔵品から/京派の粉本Ⅳ 吉祥画

江戸時代の絵図~百耕資料館・神戸市文書館の収蔵品から(1階展示室1)

江戸時代以前に作られた地図を絵図といいます。絵図の歴史は古代にさかのぼりますが、江戸時代にもっとも普及を見せ、全国各地に、また、あらゆる階層にまで行き渡りました。当時の絵図には、日本図や国絵図をはじめとして、多種多様なものがあります。本展では、こうした絵図のうち、当時の村人にとって、もっとも身近なものであったと考えられる、村を描いた絵図と旅や名所に関わる絵図について、本館および神戸市文書館の収蔵品よりご紹介します。

展示構成(*下記のリストは展示品の一部)
Ⅰ 村絵図から見る村のすがた/Ⅱ さまざまな村絵図/Ⅲ 旅にいざなう絵図

題名 所蔵
岡本村絵図 文化2年(1803) 岡本村絵図 井上家蔵(神戸市文書館寄託)
福原庄・山田庄中一里山争論裁許絵図写 慶長10年(1605) 福原庄・山田庄中一里山争論裁許絵図写 神戸市文書館
塩屋村・垂水村と西須磨村国境并漁場相論絵図写 (原本)寛文10年(1670) 塩屋村・垂水村と西須磨村国境并漁場相論絵図写 百耕資料館
尼崎~明石間名所絵図 (寛文12年〈1662〉) 尼崎~明石間名所絵図(部分) 百耕資料館

京派の粉本Ⅳ 吉祥画(2階展示室2)

画稿、下絵、古名画の模写などを粉本といいます。当館には、円山・四条派の絵師(画家)のものを中心に、2千点もの粉本が所蔵されています。本展は、その中から、京派(円山派・四条派・岸派・森派)に関わる粉本を画題別にとりあげ、その画業の一端をご紹介するシリーズの第4回目です。今回は、おめでたいモティーフを題材とした吉祥画をとりあげます。

展示構成(*下記のリストは展示品の一部 所蔵先は全て百耕資料館)
Ⅰ 吉祥画の定番/Ⅱ 隠された意味/Ⅲ おめでたい人々

題名 原作者
扇面大図 扇面大図 円山応挙
松に鶴図 松に鶴図 岡本豊彦
孔雀図 孔雀図 円山応挙
関羽図 関羽図 岸駒

2023年度秋季企画展案内

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