HOME>離任の挨拶

離任の挨拶


伊勢野 愛 先生


育英高校の皆様、大変お世話になり、有難うございました。この4年間で、一生の財産となる経験を多くすることができました。育英を3つの動詞でたとえてみます。
まず「潜む」です。OCの授業や、ESS部の活動を通して、生徒の皆さんの中に潜む力を感じました。英語文化への好奇心や、話したいというモチベーションを開花させ、日ごと積極的になる生徒の姿は大変立派なものでした。
次に「戦う」です。バスケットボール部の中で、日々自分自身やチームメイト、また対戦相手と戦いながらさらに上のレベルを目指す真摯な姿は胸うたれるものでした。他の部活動ももちろん、進学クラスの勉強へ取り組む姿にも共通しますが、育英高校には、この常に向上しようとする姿が生徒、また先生方ともに日常化しているように感じました。身を置いている私自身も、身の引き締まる思いでした。
3つ目は、「開く」です。「開けた」男同士ならではの人間関係が育英の基盤にあったように感じます。生徒からは、卒業アルバムに「男子校、育英でよかった」という声が多く聞かれ、また先生方と生徒、また先生方同士の関係も、オンとオフの切り替えをつけながらも、男同士のきっぱり、すっきりした人間関係が基盤になっていることを感じ、うらやましく感じるほどでした。私自身も今後、一層対生徒、対職場の同僚の方々とそのような関係を築けるように過ごしていきたいと思っています。
最後になりましたが、重ねて育英高校で貴重な経験をつむことが出来たのは生徒、先生方、まわりの方々のおかげだと考えています。人生においてこの育英高校で過ごす時間を持つことが出来た自分の幸運さ、運の強さと、お会いした皆様との一期一会に感謝いたします。有難うございました。




佃 久美子 先生


卒業生・在校生のみなさん、私は昨年度を持ちまして育英高校を離職します。
思い返せば、学校生活ではいろんな思い出があり、今から思えばとても懐かしく思います。
授業では、皆さんが大学生や社会人になった時に役に立つようにと、生活に密着したことを中心的に授業をしてきました。また、調理実習でも、実際に自分で作れるような内容を献立して授業をしてきましたが、役にたっていますか?そして、皆さんが苦手な裁縫でも作品を制作することによって、洋服のポケットが破けたときに直すための縫い方、ボタンがとれたとしても自分でつけれるように技術を身につけましたね。すぐには役にはたたないかも知れませんが、長い人生を見つめるといつか絶対に必要になってくることばかりなので忘れないようにしてくださいね。
もっと、もっと生活に役に立つこと教えていきたかったのですが、お別れの時がきました。これからの未来のある皆さんにとってすばらしい人生が開かれていくことを祈っています。